ヘルペスは他の性病に比べて再発性の高さや完治が困難な点がやっかいです。しかし、治療薬を服用することである程度症状を抑えることができます。

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昔は不治の病とされていた梅毒

梅毒は梅毒トレポネーマと呼ばれる真性細菌によって引き起こされる病気です。
梅毒といえば性病として有名で、かつては不治の病であり、いずれは死に至る恐ろしい病気とされていたものですが、現在はペニシリン系の抗真菌薬の登場によって適切な治療をすることで完治させることが可能です。

梅毒の原因は梅毒トレポネーマと呼ばれる真性細菌であるため、ウイルスを原因とする性病とは異なり、薬による治療によって身体から排除することが可能です。
症状としては4期に分かれて表現され、感染直後の第1期は感染後3週間から3ヶ月の状態で感染した部分で塊が生じます。
感染する場所としては陰部、口唇、口腔内があり、また塊は無痛性で膿を出すようになるものです。
この塊は自然に消えますが、潰瘍になる場合もあります。また股の付け根部分でリンパ節が腫れる症状が出ます。

なお、6週間を超えると梅毒検査で陽性反応が出るようになり、梅毒の感染の有無が調べられるようになります。
第2期は感染から3ヶ月から3年の状態で全身のリンパ節が腫れる症状のほか発熱、倦怠感、関節痛などが起こる場合があり、さらに全身性発疹が現れる場合もあります。
第2期は症状として特徴的に現れるため、この段階で治療することになりますが、治療をしなくても1ヶ月程度で症状は消えます。
梅毒トレポネーマは体内に存在しているため、放置すると潜伏期を経て第3期に移行します。

潜伏期はさまざまで3年から10年程度とされ第3期では皮膚や筋肉、骨などにゴム状の腫瘍が発生し、第4期になると臓器を損傷させ、脳や脊髄、神経を冒され麻痺性痴呆を起こし、やがて死に至ります。
現在では第3期になることは稀で第2期の段階で治療を行います。

また予防には他の性病と同様にコンドームが有効で、昔のように無防備な状態での性的接触しか選択肢がなかった時と比べて、梅毒の感染を可能な限り防ぐ手段があります。
このため、現在ではもはや梅毒は不治の病ではなく、治療が可能な病となっています。

梅毒の治療薬を紹介

梅毒の治療に使われる治療薬としては日本国外ではペニシリンGが使われています。
しかし、ペニシリンGは日本国内では使用できないためペニシリン系抗真菌薬が使われます。

日本の梅毒治療で使われている治療薬としては、経口合成ペニシリン剤であるアモキシシリンが使われます。
アモキシシリンが含まれる薬の商品名としてはサワシリンが知られていますが、すでに特許切れの薬であるためサワシリン以外にもジェネリック医薬品も多く発売されており、ノバモックスもそのひとつです。
ノバモックスは海外で生産されているジェネリック医薬品で個人輸入を使うことによって安く手に入れることができます。
またアモキシシリン以外の梅毒の治療薬としてはアンピシリンを成分とするビクシリンがあります。
アンピシリンは日本国内では特許は切れていませんが、外国では特許制度の違いによってビクシリンのジェネリック医薬品が発売されており、個人輸入によって安く手に入れることが可能です。

治療では、これらのペニシリン系は投与期間は第1期で2から4週間、第2期では4から8週間、第3期以降は8から12週間となっています。
ただし、ペニシリンはアレルギーを起こす場合があり、そのような場合にはテトラサイクリン系のミノサイクリンやマクロライド系のアセチルスピラマイシンなどが使用されます。
梅毒トレポネーマはペニシリンに対しては耐性がありませんが、マクロライドでは耐性が報告されています。

なお、母子感染する場合もあり、このような場合にはエリスロマイシンを使用し、さらに新生児は出産後に改めて治療を行います。
また治療中には38度台の高熱が出ることがありますが、これは梅毒トレポネーマが一気に死滅することによって起こる反応熱です。
いずれにしても梅毒の治療では経過観察と治療が上手く行って梅毒トレポネーマが排除できたかを確認することが重要になります。

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